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ギターやお絵描き、日々のちょっとした事など

50円の行方

お昼の情報番組の途中、地震速報が入った。

今日も熊本で地震が起きた。

大分では震度5強地震も起きている。

いわゆる熊本地震といわれる地震が起きたのは今月の14日。

それから2週間も経っているにも関わらず、まだ地震が続いているのだ。

被災地の方々はすごく大変な思いをしているにちがいない。

 

2011年の東日本大震災が起きたとき、東北ほどではないにしろ僕のいる埼玉もかなり揺れた。

道路にはひび割れが起き、母校の小学校は損傷が激しく、建て直すことになった。

電気が足りなくなり輪番停電も行われた。

どこに行ってもそれまでの日常よりも薄暗く、活気もない。

テレビを観ると被災地のリポートとACのCM。

ネットでは”自重すべき”という風潮。

被災地に比べたら大したことではない。しかし、そうは思っていてもこのことはやはりストレスであった。

ほんの少しだけではあるが大変さは僕にもわかる。

そんな僕が被災した方々のためにできることと言ったら、恐らく募金だけだろう。

ボランティアや支援物資の配送も大事だが、被災者のことを考えるとそういったことは下手にすると迷惑にもなってしまう。

ただ、募金をするにも注意が必要である。

 

東日本大震災からしばらくたった後、最寄りの駅では震災の募金活動が増え始めた。

僕も何度か募金をした。

ただ、悲しいことに募金活動をしている団体が全て良い団体であるわけではない。

その団体が天下り先団体で募金総額の大半が被災地に行かないことだってあるし、ただの募金を装った詐欺だということもある。

そういったことが話題になり、僕はすべての団体に対し疑心暗鬼になっていた。

そんなある日、僕が駅をふらふら歩いているといつもの募金団体が活動していた。

駅を利用するときは急いでいることが多いので、普段はすたこらさっさっと募金をしていたが、そのときは珍しく暇だったので少し観察してみることにした。

 

見た目は学生というには少し無理がある感じのちゃらちゃらした人達。声は出ていたが、なんだか声かけも接し方も雑だった。

それだけならまだ良かったのだが、しまいには女性が募金しようとしているのに身内同士でふざけあったり、声かけもせずただ談笑をしたりしていた。

女性は募金しようとしていたのに、いきなり目の前でふざけあいが始まりタイミングを失ったのか、募金せずに帰ってしまった。

なんだか悲しくなって観察をやめた。

 

その日以来、僕は駅では募金をしなくった。

被災地と自分たちが関係ないからこそこのように適当に募金活動をしていたのか、ちゃんとした団体じゃないからこそふざけていたのかはわからない。

そんなことはどうでもよかった。

日本赤十字に募金すれば被災地にちゃんと届く。そんな簡単なことをわかっていたにも関わらず、自分が質の悪い自己満足の手助けをしていたのだと思うとバカらしくて仕方なくなったのだ。

みんなが信頼のおける募金先に募金をすれば、被災者の方々がその分だけ幸せになれる。それでいい、それがいいのだ。

 

そんな今日、僕は熊本地震の募金団体をいつもとは違う駅で見かけた。

たまたま上着のポケットには50円玉が入っていた。

僕はスーツを着たメガネの男性が持つ募金箱にその50円を入れた。

 

果たして、僕の50円はどこにいくのだろうか。

 

募金先は信頼のおける募金先にしましょうというお話でした。

では。

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