spoonlog

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憎き毛虫

庭にある木には毛虫がいる。

二種類いるのだが、それぞれ生息している木も違う。

一つは松の木、もう一つは...わからない。親も知らないようだ。

しかし、わからない方の木に付く毛虫は調べたところ、恐らくだが無毒のようだ。(チュウレンジバチかも知れないが、木がバラではないのでなんともいえない。)

問題は松の木に生息する方。

こいつはマツカレハという毛虫で、毒性のある毛”毒針毛”がある。

先日、父親がこの毛に刺され痛痒がっていたので被害がどんなもんかはわかっていた。

 

僕は毛虫が好きではない。むしろ嫌いである。

昔から毒があると云われてきたのもあるが、無論オムロン見た目が好ましくない。

一部の方には人気があるのかもしれないが、もれなく僕はそちら側の人間ではない。

 

なぜこんな話をしているかというと、今日、父に「ちょっと手をかしてくれ」と言われ、庭の手入れの手伝いをしていたのだが、ゴミ袋を結ぼうとしたときに掴んでしまったのである。マツカレハを。素手で。

うぎゃ~!!!

触り心地も気持ち悪くて喚きまくりである。

その際に思い切り手をブンブンしてしまったせいで今度はズボンにくっついてしまった。

どっふぇ~!!!

あわててズボンもブンブンしても落ちない!まるで油汚れのようだ!しぶとい!

ブンブンしている間にマツカレハの毛がズボンにくっつきまくり。

マツカレハのやつは丸坊主だ。それでも落ちない。

もう僕は慌てまくりだ。

とりあえず手を水で洗い、毒針毛を流すことにした。

「これで毒はもう平気だ」と自分に言い聞かせ、なんとか落ち着いた。

しかしズボンにはまだマツカレハが付いている。

素手なので掴めないし、履いているものはサンダル。下手に落とせないのだ。

家の外に出た瞬間にサバイバルはすでに始まっている。そんな野生の常識を僕は忘れていたのである。

と、まぁ、さすがそれは言い過ぎた。

とりあえず、最初の衝撃が強すぎて水で手を洗ってからは割と落ち着いていた。

しかし、いくらズボンをバタつかせても毛しか落ちない。

だが僕も自称IQ1290の男。ほうきとちりとりを持ってきて無事に確保。

ここからはもうずっと僕のターンなのだ。

 

いままでは嫌いだったのだが、もう大嫌い。いや、やつはA級戦犯なのだ。

近くにあった殺虫剤をかける。速攻性を謳っているだけあってかけたらすぐに動かなくなった。

すご、すご、すごーい!すごすぎるー!なのだ。くまくまパンもびっくり。

ちなみにこのスプレーの「J」ではなく「D」のスプレーを使用しました。

毛虫にお困りの方にはおすすめです。

しかし、マツカレハも強者。TSUWAMONO。少ししたらハードに動き出したのだ。

もう為す術はないのか。否、あるのだ。

近くに父が煙草の吸殻を捨てるために水を溜めている入れ物がある。

僕はそこに殺虫剤とマツカレハをいれた。

.....僕は勝った。勝利を収めたのだ。

 

ふぅ、と肩を撫で下ろす。

顔をあげると、あれれ~、おかしいなぁ、マツカレハがいるぞぉ...?。

 

僕の戦いはこれからも続く!

スプーン先生の次回作にご期待ください!

 

to be continued.

 

ちなみに、十数匹倒しました。

では。

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